ガラスを割られた!その後の業者の対応は・・・

5、6年前の引っ越しのときの話です。
ある引っ越し業者に作業をお願いしたところ、荷物を搬出中、食器棚のガラスの扉を1枚割られてしまいました。
業者の方は平謝りで
「申し訳ございません。こちらで弁償させていただきます」
と言って、同じサイズのガラス戸を業者で手配します、という約束でその場は治まりました。

しかし一週間経っても一ヶ月経っても、その後なんの連絡もありません。それほど新しくもない食器棚だったこともあり、半分は諦めていました。

半年ほど経って、また引っ越しをすることになりました。
「面白いから、またあの業者に頼んでみようぜ。
今度はもう半分のガラス割られたりな」と
夫は冗談交じりでそう言いました。
正直私はあのガラスの件もあって別の業者がいいなと思いましたが、コストを考えるとそこの業者が一番効率が良かったので、渋々承諾しました。

前回とは支店が違いますが、スーツ姿の方が見積もりするため自宅にやって来ました。
一通り見積もりを終えたあと、「何かお聞きになりたいことはございますか?」と聞かれたので、夫の顔を見ると、彼は意味深な目を私に向けました。
あ、まさか・・・
夫は「数ヶ月前に実は別の支店の方に作業をお願いしたんですけど・・・」とガラス事件の件を話しました。
スーツの男性は話を聞きながらさも驚いた様子で、それは大変申し訳ございませんでした、と丁重に謝ってくれました。そして支店に戻ったら早速上の者にも伝えます、とも。

頭の回転の早い夫は、あくまでも腰を低くして
「幾分かその、ガラス代分くらいのお値段を引いて頂ければ嬉しいんですが」と言いました。
スーツの男性もさすがに思ってもいない不手際を聞かされて恐縮しきりだったので、
「ええ、ぜひ何かしらの形でお詫びできるよう、上の者にも掛け合ってそうさせていただきます」とキッパリと言ってくれたのでホッとしました。
私は心の中で夫に拍手を送りました。

結局ガラス代の分を引っ越し料金から値下げして貰うことになりました。後から聞いた話によると、その業者の間ではガラス事件の話がしばらく持ちきりだったそうです。
後味の悪いままの引っ越しで終わらなくてよかったと、今になってしみじみ思います。

単身パックで東京から北海道へ引越しをする