種のないぶどう

ぶどうの種類は何百種類と数え切れない程たくさんあります。紫のぶどうや黄緑のぶどう、紫でも紺に近いような色のぶどうなど、日本だけでもたくさんあります。様々な色は種類によってそれぞれ違いますが、最近は種が無く、皮もむかずに食べられるぶどうがあります。とても食べやすく人気も高く、贈答品などに種なしぶどうを送る人も増えています。

実はこの「種なしぶどう」はもともと最初から種がない種類と、そうではなく、栽培の過程で手を加えて種をなくしている種類があります。
通常、植物は受粉することで子房の中に種子ができ、種子が膨らんで実になりますが、ぶどうは受粉しなくても「ジベレリン液」に浸すことで実を作り、さらに受粉していないので種なしぶどうができるのです。
この「ジベレリン液」は、「種なしぶどう」を作る時に2回使います。
1回目は上述のとおり、「種なしぶどう」を作る時、最初に子房を「ジベレリン液」に浸します。
2回目は粒を大きくするために使います。2回目のこの作業をしないと実が成長しないのでこのひと手間が大事なのです。

ジベレリン液」に浸す手法は、味が変わってしまったりするようなので品種によって上手くいく場合とそうでない場合があるようです。「種なし巨峰」や「種なしピオーネ」などはこの手法で作られています。近頃増えてきた「種なしぶどう」ですが、いろいろな手間と努力が作り上げているのです。
シースリー 川崎